野球肩・野球肘｜梅郷山崎接骨院

対策
– アイシング(炎症を抑える)
– 投球制限(痛みがあるときは無理しない)
– フォームの軽減(肘が下がらないように意識)
– 肩・肘・前腕のストレッチと筋トレ
– 下半身・体幹を鍛える(下から力を伝える投球を意識)
予防:再発を防ぐためには?
– 投球前後のウォームアップ・クールダウンを徹底
– インナーマッスル(肩の小さな筋肉)を鍛える(チューブトレーニングなど)
– 肘や肩だけでなく、股関節や肩甲骨の柔軟性も高める
– 正しい投球フォームを身につける
– 早期発見・早期対処が大切(痛みを我慢しない)
– 投球フォームの軽減と筋力強化で予防できる可能性があります
– 成長期は特にオーバーユースに注意

野球肩
①痛みが出るタイミング
– 投球時に痛みが出る
– ワインドアップ・テイクバック時→肩の後方が痛む(インピンジメントの可能性)
– リリース時→肩の前面が痛む(インナーマッスルの損傷の可能性)
– フォロースルー時→肩の後方や上部が痛む(関節唇損傷の可能性)
– 投球後に痛む(試合後にズキズキする)
– 日常生活でも痛みを感じる(重症化すると腕が上がらない)
②痛みが出る部位
– 肩の前面(鎖骨の近く)→インナーマッスル(腱板)の炎症
– 肩の上部(肩峰の下)→インピンジメント症候群(骨と筋肉の衝突)
– 肩の後方→関節唇損傷やローテーターカフの機能不全

野球肘の症状の現れ方
①痛みが出るタイミング
– 投球時に痛む(特にリリース直前やフォロースルー)
– 投球後にジンジンする痛みが続く
– 肘を伸ばす・曲げると痛い(特に内側の痛み)

②痛みが出る部位
– 肘の内側(内側側副靭帯)→靭帯損傷、リトルリーガーズエルボー(成長期の軟骨障害)
– 肘の外側(上腕骨小頭)→軟骨がすり減る障害(離断性骨軟骨炎)
– 肘の後方(肘頭付近)→フォロースルー時の衝撃による炎症

野球肩
①オーバーユース(投げすぎ)
– 投球数が多い(特に成長期の選手は要注意)
– 休息が不十分(炎症が回復しないまま投げ続ける)
– 急な投球負荷の増加(急に球速を上げようとするなど)
②投球フォームの問題
– 肘が下がるフォーム(肩に負担が集中)
– 体の開きが早い(腕の振りが合わず、肩に無理な力がかかる)
– リリース時に力みすぎる(肩の筋肉に過度なストレス)
③肩周りの筋力不足や柔軟性不足
– インナーマッスル(ローテーターカフ)が弱い→肩関節が安定せず負担が増える
– 肩甲骨や背中の柔軟性が低い→正しいフォームが取れず肩に負担がかかる
④身体全体の使い方の問題
– 下半身をうまく使えていない(腕だけで投げると肩に負担が集中)
– 体幹の弱さ(ブレが大きく、肩に余計な力がかかる)
野球肘
①オーバーユース(投げすぎ)
– 短期間で大量の投球(靭帯や軟骨が耐えきれなくなる)
– 休息不足(損傷した組織が回復しない)
– 成長期の骨や軟骨の未発達(特に小・中学生は要注意)
②投球フォームの問題
– 肘が下がったフォーム(肘の内側に負担が集中)
– リリース時に肘が極端に曲がるor伸びすぎる(靭帯や軟骨にストレス)
– 腕の振りが強すぎるor不自然(フォロースルーで負担増加)

野球肩を放置すると
①慢性的な痛みや可動域の制限
– 肩が上がらなくなる(五十肩のような症状)
– 日常生活でも痛みを感じるようになる(服を着る、荷物を持つのがつらい)
②腱板(インナーマッスル)の損傷・断裂
– 投球時の衝撃で腱が傷つき、やがて断裂する可能性
– 腱板が切れると、手術が必要になることも
③肩関節唇(ラブラム)の損傷
– 肩の安定性が低下し、脱臼しやすくなる
– 「ゴリゴリ」「引っかかる」ような違和感が続く

④インピンジメント症候群(骨や筋肉の衝突)
– 放置すると、肩の軟骨や腱が削れて変形し、元に戻らなくなる可能性があります
– 手術が必要になるケースもあります

当院の野球肩、野球肘に対する施術としてはEMSの電気施術と上半身ストレッチと血流軽減がございます。
EMSでは電気を流すことにより筋肉を緩めることができます。
上半身ストレッチでは普段自分では伸ばしづらい、上半身の筋肉を伸ばすことができ、ストレッチをすることにより血流が良くなります。柔軟性をつけることで再発の防止にも繋がります。
血流軽減では腕周りに温泉の効能を抽出したクリームを塗りドレナージュをすることにより血流の軽減が期待できます。血流の軽減によって治癒効果の促進が期待できます。また、EMSと併せて行うことによりさらに軽減の効果が期待できると考えます。

1.痛みがある間は無理に投げない(投球制限・安静)
– 「軽い痛みなら大丈夫」と思って投げ続けると、悪化して長期離脱につながる可能性があります
– 痛みがある間は投球禁止(無理すると回復が遅れる可能性があります)
– 症状が軽くなっても、すぐに全力投球しない(段階的に復帰する)
2.アイシング・ストレッチで炎症を抑える
– 投球後や痛みがあるときは、すぐにアイシング(10～15分)
– ストレッチで関節や筋肉の柔軟性を高める(肘・肩・肩甲骨・股関節を重点的に)
– 無理にストレッチをすると悪化することもあるので、痛みがない範囲で行う
3.投球フォームの見直し(専門家にチェックしてもらう)
– フォームが悪いと、肩や肘に余計な負担がかかり、再発しやすくなります
– 肘が下がる・体の開きが早い・上半身だけで投げるなどのクセを軽減
– 専門のトレーナーやコーチに動画を撮ってもらい、フォームをチェックする
4.肩・肘の負担を軽減するためのトレーニング
– インナーマッスル(ローテーターカフ)の強化→チューブトレーニングが効果が期待できます
– 前腕の筋力強化→前腕が強くなると肘への負担の軽減が期待できます
– 肩甲骨・股関節の可動域を広げる→下半身からスムーズに力を伝えられるようになります